コラム

スマッシュの手首の使い方

シャトルの番号 バドミントンで大人気のショットのスマッシュ。
速いスマッシュを打つためには、手首の使い方が非常に重要です。
手首の使い方を3つのPOINTに絞って解説したいと思います。

スマッシュを打つときに手首で意識して欲しいPOINTは3つです。
  • 1.リストスタンド
  • 2.回内運動
  • 3.握り込み

1.リストスタンド
 すべてのショットに共通することですが、リストスタンド(手首を90°〜135°に立てる)は重要です。
 次の項目である回内運動につながる基本として、
 これは絶対に守ってください。

2.回内運動
 1番目のリストスタンドを意識して、回内運動をします。
 手のひらを返す動きです。

 人間の体は、バドミントンに限定すると、
 ハエたたきのように振るよりも、
 手首を回す回内運動の方が絶対に強いショットが打てます。

 それはバドミントンのラケットの特性です。
 ハエたたきでは力を加える時間が短いんです。
 手首の可動域の問題で。

 手のひらを返す動きなら180°ストロークできます。
 その180°返している間、ずっとラケットを加速し続けることが出来るんです。
 もし、ハエたたきの筋肉がめちゃくちゃ強くて、
 一瞬で加速できるなら別ですが、
 一般人は絶対に回内運動のほうがラケットを加速できます。

3.握り込み
 これが一番大事です。
 インパクトの瞬間に一気に握るんです。

 多くの人が間違えてしまっているんですが、
 打つ前からガチガチに握るのは絶対に駄目です。
手首も力を抜いて、リラックスさせてください。

 自分は大丈夫と思い込んでいる人が多いので、もう一回言いますが、
 ラケットはガチガチに握らず、打つ直前までは柔らかく握ってください。
 ラケットを持っているというより、小指と薬指にラケットが乗っかっているだけというイメージです。

 柔らかく握っているからこそ、最後の握り込みでラケットスピードが加速します。
 柔らかく握っているところから、ストロークの終盤で
 小指と薬指に一気に力を入れて、回内運動と一緒にラケットを振り切ります。

最後に、余談ですが、、
スマッシュが速ければそれだけ相手を緊張させることができます。

この"緊張"が、幅広い戦術の土台となります。
スマッシュに限らず、ドライブでもヘアピンでもなんでもですが、
「やばい、あいつのこのショットは張っていないとマズい…」
と思わせることが重要です。

相手を"緊張"させ、その状態でショットに緩急をつけることで、
他のショットが非常に生きてくる。
また、戦術も組み立てやすくなります。

打ち分けるコツは、先にも述べたとおり、
  • 1.リストスタンド
  • 2.回内運動
  • 3.握り込み

なんです。

手首が立っていて回内運動(回外運動)ができれば、強い球も打てるし弱い球も出せる。
それも、インパクトの瞬間まで相手を引きつけることが出来る。

握り込みの強弱で緩急をつければ、相手を崩すことができます。
同じスマッシュでも、20%、50%、80%、100%のパワーで
それぞれ打ち分けると相当効果的です。

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